沖縄などで開催されているバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)で30日、1次リーグ最終戦で中国がプエルトリコに89-107で敗れて3連敗となり、B組最下位で順位決定リーグに回ることになった。

この結果、アジア勢は日本勢を含めて全チームが順位決定リーグで戦うことが決定。この時点で1勝の日本がアジア勢首位となっている。

今大会は24年パリ五輪予選も兼ね、アジア最上位チームにパリ五輪出場権が与えられる。東京五輪は自国開催国で出場した日本は、五輪への自力出場を決めれば1976年モントリオール大会以来となる。

世界ランキング36位の日本は、31日の順位決定リーグO組初戦で同17位ベネズエラと対戦。9月2日の最終戦では同64位カボベルデとぶつかる。

◆パリ五輪への道 このW杯でアジア最上位になればパリ切符を獲得。逃した場合は(1)出場権獲得8チームを除くアジア+オセアニア枠の最上位(2)それ以外から上位16チーム、に入ればパリ五輪世界最終予選へ進む。1次リーグ各組3位以下による順位決定リーグに回ったあとも、アジア+オセアニア枠内で序列を決めるための重要な試合が続く。

◆今後の日程とこうなる 1次リーグE組3位となった日本は、同組4位フィンランドとともに17~32位を決める順位決定戦リーグO組に回る。同じ沖縄会場で行われたF組の3位カーボベルデ、4位ベネズエラと対戦。同リーグでは日本-フィンランドの試合は行われず、1次リーグで日本が98-88で勝った成績が持ち越される。O組1位となれば、他の組の1位と(1)勝敗(2)得失点差(3)総得点(4)世界ランキング-によって17~20位を決定。同2位になれば21~24位、同3位なら25~28位、同4位なら29~32位いずれかの最終順位となる。