一般社団法人プロフェッショナルチアリーディング協会が、チアスピリットを広めるために結成したのが「オールスタープロチアリーダーズ」だ。プロ野球やサッカー、バスケットボールなどを経験したチアたちが、さらにスキルを磨くために所属。ここを経て米NFL、NBAなどに羽ばたくチアも多いという。元NFLチアリーダーの松崎美奈子さんが紹介する。

老人ホームなどさまざまな場所で演技を披露しているオールスタープロチアリーダーズ
老人ホームなどさまざまな場所で演技を披露しているオールスタープロチアリーダーズ

「チアスピリット」とは、チームを応援したり人を勇気づけるために、前向きで思いやりある気持ちを持つマインドのこと。オールスタープロチアリーダーズは、さまざまな場所でこのマインドを発信している。

日本ハンドボールリーグや東京都卓球選手権、フェンシング全国大会など、チアの応援が浸透していないスポーツを積極的に開拓。ボランティア活動やイベントなどにも出演している。老人ホームで演技を披露することもある。

協会エグゼクティブディレクターでチームを指導する高橋里香さんは「感動しました、期待以上の満足感を与えてもらいました、という言葉をもらえた時が一番うれしいです。練習を重ねてきた成果が伝わった時と感じます」と話す。

老人ホームなどでは一緒にポンポンを持ち、手拍子をしながら親しみやすいダンスを披露し、歌や体操も一緒に行う。その時々のニーズに合わせた演出を考えることが観客の感動を呼び、「チアスピリット」を伝えることにつながるという。

メンバーは現在8人で全員が社会人だ。プロ野球やJリーグ、Bリーグなどを経験したチアたちが、さらにスキルアップやキャリアアップを目指し、トライアウトを経てチームに入っている。国内の大会で優勝したり、NFLで活躍したメンバーもいて、世界レベルで高い実力を持つメンバーがそろっているチアチームといえそうだ。

ほとんどのメンバーが本場米国のチアを目標にしたりと、国内のプロスポーツシーンでの活躍を目指している。それをかなえるために、協会も最高の環境を用意している。NFLやNBAの最先端のダンスが学べたり、メークやウオーキング、トレーニングなども専門の講師から学ぶことができる。プロチアリーディング協会が手掛けるアカデミー事業の講師や、チアエックスと呼ばれる一般向けのチアの動きを絡めたエクササイズの講師などの経験も積める。

キャプテンAyaは「これまでは1つのチームを応援する喜びを感じていたが、それ以外にもチアとしてさまざまな経験ができる。ここは、今までやってきたことを生かせる場所。自分の成長にもつながっていると感じます」と話す。メンバーは今後もさまざまな場所で活動し、チアスピリットを世に伝えていく。

◆オールスタープロチアリーダーズ 元NFL49ersチアリーダー斉藤佳子さんが代表理事を務める一般社団法人プロフェッショナルチアリーディング協会が2010年に創設した。年に1回トライアウトを開催し、その後トレーニングキャンプを経て5月にメンバー決定。週に1回、約3時間の練習を行う。メンバーは国内の競技大会優勝、世界大会で上位入賞、NFLファイナリストなど世界レベルで高い実力を持つ。今夏にもオーディション開催予定。

松崎美奈子さん
松崎美奈子さん