どーもです。テーラーメイドのニューモデル「P・7CB」&「P770」アイアン2モデルを試打できました。同社「Pシリーズ」と言えば、見た目シャープな中空アイアンの先駆けですが、ボクの記憶が確かであれば「P・7CB」は今回初のモデルだと思います。これまで「P・7MB」アイアン、「P・7MC」アイアン(「P・7TW」アイアンなんてのもありましたよね)はあったけど「P・7CB」アイアンは今回初のはず!! 「P・7」シリーズとしてはおそらく最も打ちやすさを意識したモデルだと思いますが、そうはいってもそもそもアスリートおよびアスリートマインドモデルですからね。どんな感じか早速いってみましょう。
まずは見た目から。
バックフェースを見る限りでは、「P・7MC」アイアンとほぼ違いがない感じだったりしますが、まあ、スイートエリアバックの厚みはより確保されている感じかな。
フェースは小ぶりで、背筋ピーン系。顔自体も「P・7MC」アイアンとほぼ同じだと思いますが、リーディングエッジがより直線的になっていたようにも感じました。
ソール幅はフェースの大きさに対して適当。「P・7MC」アイアンはトレーリングエッジに丸みがあったけど、「P・7CB」アイアンは不採用です。
ネックはほぼストレート。ボディ形状を見ると、フェース下部にボリュームがあるので、低重心は意識していそうかな。
構えてみるとこんな感じ。トップブレードが薄めで顔も小ぶり。これはもう典型的な背筋ピーン系ですが、嫌いじゃないです。打てるかどうかは別問題ですけど!!
今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールドMID115」S200装着モデルの#7。スペックは、ロフト角 33度、ライ角62.5度、長さ37インチ、総重量434g、バランスD2。シャフトスペックは、重量115g、トルクは未発表、中調子。
試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールを使用。
持ってみた感覚ですが、重量的にはやや重めかな。「これくらいなら…」とも思いましたが、結果的にHSが…。まあ、この辺は後述しましょう。そしてグリップは太めです。太め好きなボクが「いいね~!!」でした。ワッグルした感覚は想像通りで、まあ、しなりはそれほど感じません。素振りしてみると、これはヘッドが小振りなせいか、振り抜き良さそうでした。また、グリップが太めなので、バランスほどヘッドを感じなかったかも。
実際に打ってみると、小振りな背筋ピーン系アイアンのわりには、それなりの打ちやすさはあると思います。まあ、最近のアイアンは小顔系でもそこそこボールの上がりやすさはありますが、この「P・7CB」アイアンも、特にダウンブローを意識しなくてもボールが上がる感じで、最低限の扱いやすさは実現していると思います。「サイエンスフィット」の結果、ダウンブローに打てていることが判明しましたが、そんなボクが打つと弾道的にはマイアイアンに似たイメージ。数値的にもロフト角33度で打ち出し角は約20度前後、バックスピン量は5000rpm超なので、一般的な低重心モデルとは明らかにその差が出ていましたね。
その上で、前述した重さの件ですが、22年の「P・7MC」アイアン試打時は、重さ443gでHSは約37.0m/s。そして今回434gと10g軽量モデルですがHSはほぼ同じ。これを不調のせいとするか? それとも2年における経年劣化とするか? 個人的には後者だと思っていますが、もはやこの辺の現実を受け入れていかないと、クラブ選びで大間違いをしてしまいそうですよね。
スカイトラックの弾道データはこんな感じで
その各球データはこちら
【3球平均】
HS37.1m/s、初速47.3m/s、打ち出し角19.9度、バックスピン量5489.7rpm、サイドスピン-1087.6rpm、飛距離160.7y
【ベスト】
HS37.2m/s、初速47.5m/s、打ち出し角20.6度、バックスピン量5058.0rpm、サイドスピン-950.3rpm、飛距離163.0y
打感は意外にもソリッド系。弾き感とマイルド感がちょうど半々な感じ。ボク的には勝手にマイルド系だと思っていたので、その分のギャップもありましたが、意外と打ち抜き感がありました。音は心地よい感じの中高音系。
弾道はこんな感じで
そのスカイトラックデータはこちら
弾道的には高弾道。ロフト角33度は最近ではマッスルバックなどアスリートモデルしかなくなりつつありますが、そのロフトを考えても上がりやすさはあると思います。この「P・7CB」アイアンならダウンブローに打てなくても、ある程度はクラブがボールを上げてくれそうかな。スピン量はロフト角に対して適当だと思います。最近の低深重心化の中で、数値だけ見ると多いようにも感じてしまいますが、ロフトで見れば適当かと思います。
出球傾向は、ボクのスイングでドロー系。今のボクレベルでもそこそこ弾道がそろうのがありがたいですね! まあボクの場合、こういう小ぶりのアイアンの方が合っているということが、あの大スランプのおかげで改めて実感できたわけですけど。
シャフトフィーリングと振り感ですが、「ダイナミックゴールドMID115」は本質的にはクセのないシャフトだと思います。ですが、「ダイナミックゴールド=切り返し時の手元のタメ感」が刷り込まれているボクには、ぶっちゃけ「ん~」でした。まあ、これはあくまでも個人的な思い込みなので…(笑)
今回僕が試打した限りでは、このスペックで最低HS42~43m/sは欲しい感じかな。もはやボクにはやや重めで、重量的には「NSPRO MODUS3 TOUR105」が良かったような気もしています。ストロングロフト化、低深重心化が進む中で、この手のキャビティモデルはある意味、化石化しているような気もしますが、この手のアイアンで育ったボクとしては存続を願うモデルです。この手のアイアンとしては最低限の扱いやすさを実現したモデルですが、同時にある程度のシビアさもあるモデルであることは間違いないでしょう。打点のブレや意図しないスイングのミスが出球のミスにつながるほどシビアではないけど、ミスをミスとして気付かせてくれるモデルだと思います。
<テーラーメイド「P・7CB」アイアン>
■KAZ'sインプレッション(10点満点)
▽飛距離:8▽上がりやすさ:9▽操作性:9▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:10▽ミスの許容度:8
■ヘッド:ボディ【#3~#6】軟鉄(S25C)+内蔵タングステンウエート+内蔵セラミックコア【#7~PW】軟鉄(S25C)+内蔵セラミックコア、フェース=軟鉄(S25C)
■シャフト(重量/トルク/調子):「ダイナミックゴールドMID115」(S200=115g/未発表/中調子)。「NSPRO MODUS3 TOUR105」(S=106.5g/1.7/元調子)。
■価格:5本(#6~PW)セット14万8500円、単品(#3、#4、#5)各1本2万9700円。※価格は税込み












