右ひじ骨折で水泳の世界選手権を欠場した萩野公介(21=東洋大)が来月20日開幕の東京スイミングスクール(SC)招待記録会に出場エントリーすることが19日までに決まった。

 6月下旬に負傷した右ひじの痛みはほぼ消え、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、自由形の4泳法を全力で泳げるまで回復。先月からは東洋大水泳部の主将に任命された。ケガの期間はマネジャー業も務めたことで、周囲に目を配るなど精神的にも成長した。心身とも充実した状態で、約5カ月ぶりの復帰戦に臨む。

 ◆萩野のケガ 6月28日、世界選手権に向けた合宿地フランス・カネで宿舎からプールに向かう途中、自転車で転倒。緊急帰国後の診断の結果、右ひじ橈骨(とうこつ)頭骨折で全治2カ月と判明。7、8月の世界選手権は欠場。9月の日本学生選手権復帰を目指したが、練習過多でひじが腫れたため、出場を取りやめた。