2年生中心のメンバーで挑んだ仙台育英(宮城)は、11トライを許すなど完敗だった。

 初戦で左肘を脱臼した高校日本代表候補のフランカー野沢涼介(3年)はこの日もリザーブスタート。先発には2年生が8人並んだ。圧倒的な速さと強さを見せつけられながらも、得意のモールから3トライを奪うのがやっとだった。

 丹野博太監督(50)は「全然でしたね。2年生だな、という感じ。若いチームでよくやったと思うが、1人目のDFのところで一発で止められないようでは仕方がない」とバッサリ。左プロップの宮川優也主将(3年)は「いつも通りにと臨んだが、相手の速さに対応できなかった。悔しい」と目に涙をためた。