三河が一昨季NBL王者の意地を見せ、滋賀に劇的な逆転勝利を収めた。

 序盤は滋賀のジュリアン・マブンガ(26)が気を吐き、日本代表のシューター狩野祐介(26)も好調で先行した。第2Q終了間際に同点にされたが、狩野の3点シュートでリードを奪って折り返した。

 後半に入っても、滋賀優位の流れは止まらなかった。第4Q開始時点では滋賀が10点リードという展開だった。しかし、第4Q途中に日本代表の三河エース比江島慎(26)が投入されると空気が変わった。3点差まで詰め寄り、金丸晃輔(27)の3点シュートで同点。さらに比江島がゴールを決めついに逆転した。滋賀が追いついたが、最後は三河主将の橋本竜馬(28)が3点シュートを決めて突き放し、試合を決めた。

 橋本は試合後、涙をこらえきれず「この舞台でバスケを出来るということが幸せです。毎日努力して、一生懸命のプレーを見せていくのでどうか応援して下さい」と話した。