総体優勝の第1シード福岡第一(福岡)が苦戦の末、昨年4位の中部大第一(愛知)に逆転勝ちした。

 第3Qを終えて57-69。中部大第一のスピードに圧倒されていた。ここから重冨周希主将(3年)の速攻などで追い上げ、第4Qの中盤でひっくり返した。「負けたと思ったね。初戦でやる相手じゃない。第3Q後、あと10分あると選手たちに言い聞かせた。こういう激戦で勝てたのは大きい」。井手口孝コーチ(53)はホッとした表情だった。