来年平昌五輪のスピードスケート女子500メートル金メダル候補の小平奈緒(31=相沢病院)が「1日24時間スケート漬け」で本番に向かう。

 9日、都内で行われた日本オリンピック委員会(JOC)スポーツ賞の表彰式に参加。2月の世界距離別選手権500メートルを制し、世界スプリント選手権で総合優勝したことで優秀賞に選ばれた。

 表彰式ではリオ五輪のレスリング女子58キロ級で4連覇を達成し、最優秀賞に選出された伊調馨(32=ALSOK)と言葉を交わし、絶対王者の女王から刺激を受けた。現在は夏の氷上トレーニングを見据え、肉体強化を図る。「1日24時間、スケートのことを考える。友人と話したりすることも、すべてがスケートにつながる」と話した。子供のころからスケートが大好きで研究熱心だけに、スケート漬けに苦はない。「平昌で活躍して(20年)東京五輪への追い風を吹かしたい」と意欲をあふれさせていた。