世界的な名将、ダグル・シグルドソン監督(44)を迎えた男子日本代表が、ライバルの韓国と28-28で引き分けた。

 福岡・博多高の部井久アダム勇樹(18)が男子代表初の高校生代表デビュー。筑波大の徳田新之介(21)がチーム最多の8得点をあげるなど、若手が躍動した。

 一方で「ミスター・ハンドボール」の宮崎大輔(36=大崎電気)は1年8カ月ぶりに代表復帰。センターから左サイドにポジションを変えて先発デビューし、3得点でチームを引っ張った。「代表に年齢は関係ない」という指揮官のもとで若手とベテランが融合し、3年後の東京五輪に向けて「ダグル・ジャパン」が好スタートを切った。

 世界選手権(12月・ドイツ)出場が決まっている女子は韓国に25-35と大敗した。立ち上がりにミスが目立ち前半9-19と10点のビハインド。動きの良くなった後半は互角の展開に持ち込んだが、前半の大差が響いた。