男子400メートル個人メドレー決勝で、リオ五輪金メダルの萩野公介(22)は4分12秒65の6位だった。リオ五輪銀メダルのチェイス・ケイリシュ(米国)が4分5秒90で完勝した。

 完敗だった。リオ五輪金メダリスト萩野が、同五輪銀メダルで優勝したケイリシュから6秒以上、同五輪銅で今大会も銅メダルの瀬戸にも3秒以上離された6位。「正直、全然勝負にならない。今の実力はこれ。しっかり受け止める」と淡々と言った。800メートルリレーでは不発に終わって泣き崩れるどん底も味わった。この日は最初のバタフライこそ先頭に出たが後退。つらい記憶を残したまま大会を終えた。