第２シードで世界ランク９位の錦織圭（２７＝日清食品）の決勝進出はならなかった。同８位のアレクサンドル・ズベレフ（２０＝ドイツ）に３－６、４－６でストレート負けした。

　Ａ・ズベレフの強烈なサーブとバックを狙われた深いショットに圧倒され、ここまでの疲れもあってかミスも目立ち、第１セット第２ゲームをブレークされて３－６で失うと、第２セットも第３ゲームをブレークされ４－６で奪われて敗れた。ブレークポイントでさえ１度も握れない完敗だった。

　決勝は同４５位のケビン・アンダーソン（３１＝南アフリカ）とＡ・ズベレフの顔合わせとなった。

試合を終え、Ａ・ズベレフ（右）と握手する錦織（撮影・ＰＩＫＯ）

錦　織

0

3－6 4－6

2

Ａ・ズベレフ

　

ミスを悔しがる錦織（撮影・ＰＩＫＯ）

▼第１０ゲーム　錦織のフォアがアウトし１５－０。Ａ・ズベレフのダブルフォールトで１５－１５。Ａ・ズベレフのバックがアウトし１５－３０。Ａ・ズベレフがセンターへのエースで３０－３０。続いてファーストを決めてマッチポイント。錦織のバックがネットにかかり、Ａ・ズベレフがキープして第２セットも連取し決勝進出を決めた

▼第９ゲーム　Ａ・ズベレフがフォアのウイナーを決めて１５－１５。錦織がセンターへのエースで３０－１５。錦織が幸運なネットインから４０－１５。錦織がワイドへエースを決めてキープ

▼第８ゲーム　錦織がネットプレーも痛恨のボレーミスで１５－０。３０－０からＡ・ズベレフがセンターへエースを決め４０－０。ファーストを決めてＡ・ズベレフがラブゲームでキープ

▼第７ゲーム　Ａ・ズベレフのショットに錦織が押され１５－３０。Ａ・ズベレフのバックのダウンザラインがジャストアウトで３０－３０。４０－３０からＡ・ズベレフのリターンがアウトし錦織がキープ

▼第６ゲーム　錦織が相手セカンドの時も後ろに下がって構え２ポイントを奪うなど巻き返しを図るが、４０－３０からＡ・ズベレフがファーストを決めてキープ

▼第５ゲーム　Ａ・ズベレフのミスもあり、４０－１５から錦織がキープ

▼第４ゲーム　３本目のエースをワイドに決めるなどサーブで錦織を崩し、Ａ・ズベレフが４０－１５からキープ

▼第３ゲーム　錦織のバックがアウトし０－３０。錦織はここでラケット交換。錦織がドロップショットからボレーを決めて１５－３０。錦織のフォアがネットにかかり１５－４０とダブルのブレークピンチ。深いフォアの逆クロスを錦織が返せず、Ａ・ズベレフがブレーク

▼第２ゲーム　錦織の連続ミスとエースで４０－０とし、４０－１５からフォアのウイナーを決めてＡ・ズベレフがキープ

▼第１ゲーム　錦織のサーブで第２セット開始。第１セットで決まっていたＡ・ズベレフのフォアの逆クロスがアウトとなるなどミスが目立ち、錦織がラブゲームでキープ

リターンする錦織（撮影・ＰＩＫＯ）

　

▼第９ゲーム　Ａ・ズベレフの勢い衰えず、ラブゲームでキープし第１セットを先取。Ａ・ズベレフのファーストサーブのポイント獲得率は１００％

▼第８ゲーム　錦織がフォアの逆クロスのウイナーを決めるなどで危なげなくキープ

▼第７ゲーム　Ａ・ズベレフがサーブで圧倒し、ラブゲームでキープ

▼第６ゲーム　錦織がバックのクロスのウイナーを決めて３０－１５。３０－３０からラリーに競り勝ち４０－３０も２本目のダブルフォールトでジュース。２度目のジュースを制して錦織がキープ

▼第５ゲーム　Ａ・ズベレフがサーブで圧倒し、絶妙のドロップショットを決めるなどでキープ

▼第４ゲーム　錦織がファーストを決めてポイント先行もダブルフォールトで１５－１５。３０－１５から錦織がフォアのミスショットで３０－３０。錦織がようやくバックのウイナーを決めて４０－３０。錦織のバックがネットにかかりジュース。Ａ・ズベレフの連続ミスで錦織がキープ

▼第３ゲーム　Ａ・ズベレフが１本目のエースをワイドに決め３０－０。３０－１５から錦織のフォアがアウトで４０－１５。錦織のフォアがアウトし、Ａ・ズベレフがキープ。錦織はミスが目立ち、ここまで１ポイントしか取れていない

▼第２ゲーム　錦織のバックの連続ミスで０－３０。Ａ・ズベレフのバックのスライスを錦織がフォアで強打もアウトで０－４０とトリプルのブレークピンチ。Ａ・ズベレフがラリーを優位にすすめ、錦織のバックがネットにかかってブレーク

▼第１ゲーム　Ａ・ズベレフのサーブで試合開始。Ａ・ズベレフのファーストがさえラブゲームでキープ