自動車のスーパーGT第5戦は6日、静岡・富士スピードウェイ(1周4・563キロ)で決勝(全66周)が行われ、GT500とGT300は両クラスとも鈴木亜久里監督率いるARTAが制した。

 GT500クラスはポールポジション(PP)から出た野尻智紀、小林崇志組(ARTA NSX-GT)が同クラス初優勝を果たした。野尻が好スタートを切り、ピットストップも素早く作業を終え、終盤こそ少しペースを落とすものの、小林が2位に1秒530差で逃げ切った。開幕から続くLC500の連勝を4で止めた。

 GT300クラスは高木真一、ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)が優勝。やはりPPから出て高木が差を広げ、タイヤ無交換作戦に出たライバルに迫られる場面もあったが、ウォーキンショーが最速ラップを記録する快走で勝利をつかんだ。