バドミントン男子シングルスは桃田だけではない-。日本代表は15日、羽田空港から世界選手権(21日開幕、英グラスゴー)へ出発した。

 女子シングルスの山口茜(20=再春館製薬所)奥原希望(22=日本ユニシス)同ダブルスの高橋礼華(27)松友美佐紀(25=ともに日本ユニシス)組など金メダル候補がいる中、男子シングルスにも勢いのある選手がいる。

 初出場の常山幹太(21=トナミ運輸)。先月のカナダオープンでは、昨年世界ランク2位の桃田賢斗(22=NTT東日本)を破って優勝した。目標にしてきた相手だっただけに、自信を深めた。日本代表の朴柱奉ヘッドコーチ(52)からは「激しいラリーに強い」と成長を認められた。現在の世界ランクは日本人最高位の34位。「女子に負けずにやってやります」と、大物食いを狙っている。