フリースタイルスキー・女子ハーフパイプ昨季世界選手権女王の小野塚彩那(29=石打丸山ク)が4日、今季W杯開幕戦を終えてニュージーランドから成田空港に帰国した。

 平昌五輪に向けての今シーズン初戦で冒頭の空中技「900」(2回転半)の着地に失敗し、8位に沈んだ。例年以上に強豪選手が出場したことも影響したが「(900を)やならいより、やりきって失敗した結果なので仕方ない」と前向きに捉え、「今のままだと五輪で勝つことは出来ない。メダルに向けた調整をしっかりしたい」と気合を入れた。

 今大会では各国の若手選手の成長も再確認した。「世界交代もあるし、私もベテランとして大人の戦い方をしたい」と意気込んだ。

 今後は12月のW杯、来年1月の冬季「Xゲーム」を経て、平昌五輪で2大会連続のメダル獲得を狙う。