「波乗りジャパン」がメダル獲得を目指して波に乗った。男子18歳以下、同16歳以下の1回戦が行われ、日本勢は出場した全6選手が2回戦に進出。好スタートに南アフリカ出身のウェイド・シャープヘッドコーチ(44)は「素晴らしい1日目になった。選手の自信になる」と手ごたえを口にした。

 日本チームの1番手で登場した三輪紘也(18)が、弾みをつけた。波に恵まれずに出遅れたが、終盤に確実にスコアを重ねて4人中2位までが進出する2回戦に1位で進んだ。静岡・吉田町で家業のしらす店を手伝いながら競技を続ける三輪は「チームのトップで勢いをつけたかった」と話した。

 16歳以下の上山キアヌ久里朱(16)が続き、5月の世界選手権でシニアの代表も経験して成長した18歳以下の大音凜太(17)小笠原由織(17)も圧倒的な力の差をみせた。16歳以下の鈴木仁(16)も2回戦進出を決め、最後は地元宮崎県出身の伊東李安琉(りある、15)が快勝した。

 大会は女子の18歳以下、16歳以下と個人戦4クラスが行われ、個人成績合計で団体戦も争われる。