20年東京五輪で初採用される3人制バスケットボール「3×3」のU18(18歳以下)日本選手権大阪府予選が1日、大阪・堺市の鴨谷体育館で行われた。男女41チーム、約200人の高校生が参加。12月中旬に東京で開催される全国の舞台を目指し、しのぎを削り合った。

 今大会は同じ高校のバスケットボール部のメンバーで構成されたチームだけでなく、別々の高校のメンバーが集った混合チームも参加。男子で優勝した「HKT48」は近大付、関西福祉大金光藤蔭、阪南の3校のメンバーが手を組んだ。北條海樹(関西福祉大金光藤蔭3年)は「小さい頃から一緒にバスケットボールをしていたメンバーとチームを組んで大会に参加して、優勝できて本当に良かった」と3×3ならではの醍醐味(だいごみ)をかみしめた。

 女子の優勝は「大阪薫英女学院高1」。5人制で全国大会常連の3年生を中心にチームを構成した。5人制では府の決勝で敗れ、12月の全国高校選手権(ウインターカップ)出場ならず。3人制でリベンジを果たした格好だ。

 日本は16年に開催されたU18アジア杯で女子が優勝をつかんだ。20年東京五輪でのメダル獲得へ、高校生世代の底上げが期待されている。