卓球男子の水谷隼(28=木下グループ)が来年10月開幕予定の新リーグ、Tリーグに情報公開の徹底を訴えた。2日、千葉市内で、オムロンが開発した卓球ロボットのイベントに参加した後、「何も見えてこない。他の選手と話していても、どうなるか分からないとの声が多い。不安です」と率直な疑問を口にした。

 Tリーグは先月からチームの公募を開始した。11月末が締め切りで、来年1月に男女各4チームが決まる予定。自身が所属する木下グループはすでに申請を終えているものの、Tリーグサイドから詳しい状況や、情報はおりてきていないという。

 水谷は国内に世界一のリーグをつくるとのTリーグの理念には賛同する。「卓球人気は盛り上がる今こそ、新リーグを立ち上げなければ将来もできない。今やるべきだとは思っている」。Tリーグに協力したいからこその訴えだった。