開幕して男子予選が行われ、6種目合計の個人総合で7連覇を目指した内村航平(リンガーハット)は2種目目の跳馬で左足首を負傷し、4種目目の鉄棒以降を棄権した。

 途中棄権した内村は松葉づえで体を支えながら、再起への思いなどを語った。

 -負傷した状況

 「(跳馬の着地で)立ちたいという気持ちがすごくあって、どんな体勢でも立つと決めていた。もう一つ高さがあればという感じだった」

 -棄権を決めたのは

 「平行棒は最後の着地がそこまで難しい技じゃないので踏ん張れるだろうと思ってやったけど、着地を意識しすぎて演技の内容が伴わなかった。万全の状態で演技ができないので諦めはついた」

 -連覇が途絶えた

 「(技に)成功してけがしているので、何とも言えない。けがをするということはまだ下手。下手だから伸びしろはあると思うので、これをしっかり治してはい上がってやろうと思う」

 -負担の大きい個人総合に今後も挑戦するか

 「違う形で(2020年)東京五輪までやってもいいかもしれないなとも思ったけど、自分の中でそれは逃げているんじゃないかと思う部分もある。次に試合に出るときは今日よりも強い状態で出られたらいい」