IBMが延長タイブレークの末、13-10でエレコム神戸を下した。IBMは3勝1敗、エレコムは2勝2敗となった。

 10-10の同点で迎えた延長戦。互いに敵陣25ヤード地点から攻撃するタイブレークで、1回目先攻のIBMはRB高木がまさかのファンブルリカバーを食らってしまう。しかし、後攻のエレコムがFGを外して2回目に入ると、今度は先攻エレコムのパスをDB小林が値千金のインターセプト。裏の攻撃でK佐藤が34ヤードのFGを成功させ、混戦に終止符を打った。

 辛勝にIBM山田ヘッドコーチ(HC)は「エレコムはディフェンスが強く、予想通りにしんどかった」とため息をついた。ミスの目立った試合後、選手に活を入れるかと思いきや、逆に「ナイスゲーム」と声をかけた。「勝ちきったので、しかってもしょうがない。延長では最初のプレーでファンブルしたが、その後は落ちついてプレーできた」と土壇場での選手の踏ん張りをたたえた。

 この後は21日のLIXIL(リクシル)戦、29日のアサヒ飲料戦と続く。「どこが勝ってもおかしくない。成長しつづけよう」と山田HCは選手に声をかけていた。