フィギュアスケート女子で全日本選手権3連覇中の宮原知子(19=関大)が8日、320日ぶりの実戦となるグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(10日開幕、大阪市中央体育館)に向けて、会場で練習を行った。

 今年1月に左股関節疲労骨折が判明。平昌(ピョンチャン)五輪会場で行われた2月の4大陸選手権、3月の世界選手権を欠場し、昨季終盤はリハビリに専念した。今季は、初戦に予定していたフィンランディア杯も欠場。これが昨年12月の全日本選手権フリー以来、320日ぶりとなる。五輪まで残り3カ月に迫る中で、初戦を迎えるが、「調子はまあまあです。楽しみ。自分にできることをやりたい」と笑顔で話した。

 最大の得点源であるルッツ-トーループの連続3回転ジャンプは「練習でやっています。(今大会の)演技でもやります」と宣言。平昌五輪の女子は2枠。復帰戦でエースとしての力を示せるか、注目が集まる。