日刊スポーツ写真部のドローン班が出動。今回は味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の許可を得て、五輪メダル量産基地に初潜入。上空と内部をドローン撮影しました。(ファントム3、同4使用)。

 まずは陸上トレーニング場です。高度約100メートルまで上昇させ、その全体像をとらえました。トラックは6レーンあり、その全てに屋根が付いています。見慣れない傾斜走路もありました。

 次に屋内トレーニングセンターに移動。天井高が15メートルで一番高い3階の体操場は、男子6種目、女子4種目の全ての練習を同時にできます。段違い平行棒などの器具を真上から撮影しました。

 地下1階の競泳プールは天井高が5メートルで障害物も多く、水没の危険を回避するため、プールサイドから機体を手で持って撮影。錦織圭も練習するという屋内テニスコートは、GPSも入らず自らの風圧で多少機体も流れましたが、慎重にかじを取りながら飛行しました。

 いずれも選手のいない時間を調整し、安全を最優先。のべ3日間の撮影でした。詳しくは15日付の日刊スポーツ紙面、ならびにニッカンスポーツ・コムの「ドローン日記」で御覧下さい。【写真部・鹿野芳博】