日本バドミントン協会が来月18日から都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで初の混合ダブルスの日本代表選考会を開くことが27日、分かった。すでに来年1月には強豪マレーシアから初の専任コーチを招くことを発表。同時に選考会で、専門選手の発掘を目指す。

 全国中学、高校総体、インカレにも実施種目にはない。日本代表でもダブルスとの兼任が多かった。男女混合種目が文化として定着する欧州に比べ、日本では根を下ろしていなかった。だが、昨年リオ五輪は数野、栗原組が5位入賞。9月のジャパン・オープンでは保木、広田組が日本勢初の決勝進出。専門選手育成の機運は高まっていた。

 選考会では3組程度の代表を選出。日本協会の上松強化本部長は「今まではダブルスの次とのイメージだったが、しっかり専門で強化する。五輪メダルに違いはない」と、東京五輪での男女シングルス、ダブルスを含めた全5種目のメダル獲得を見据えた。