ロシアのペスコフ大統領報道官は4日、来年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加の可否が協議される5日の国際オリンピック委員会(IOC)理事会を前に、五輪ボイコットの可能性があるかどうかについて「検討していない」と述べた。ロシア記者団の質問に答えた。

 ペスコフ氏は「世界反ドーピング機関(WADA)がわれわれのスポーツ選手に下した多くの決定には賛成していない。証拠がないスポーツ選手の権利制限にも反対だ」と表明。

 一方で「ロシアは五輪運動の理想を尊重している。これはプーチン大統領が言っていることであり、(対応は)彼が決めることだ」と話した。