フィギュアスケート男子の羽生結弦(23=ANA)が氷上練習を再開できていないことが10日、明らかになった。グランプリ(GP)ファイナルから一夜明け、日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長が会場の名古屋市ガイシプラザで状態を説明した。

 小林強化部長によれば、2日前に羽生と連絡を取り合ったという。羽生自身が「だいぶ良くなりましたが、まだ痛みがあるため、氷上練習ができていません。治療とリハビリを頑張っています」と説明していると明かした。

 羽生は11月9日のGP第4戦NHK杯の前日練習でジャンプの着氷時に右足を負傷。右足関節外側靱帯(じんたい)の損傷で、医師から10日間の絶対安静を告げられていた。12月21日からは、18年平昌五輪の代表選考会となる全日本選手権が東京で行われる。