日本バドミントン界が東京五輪へ、大きなステップを踏んだ。世界トップが争う、バドミントンのスーパーシリーズ(SS)・ファイナル(ドバイ)の女子シングルスを制した山口茜(20=再春館製薬)ら日本代表が18日、成田空港に帰国した。

 今大会は山口以外でも女子ダブルスで米元小春(27)田中志穂(25=ともに北都銀行)組が優勝、福島由紀(24)広田彩花(23=ともに再春館製薬所)組が準優勝と、日本勢が大活躍した。今回男子シングルスは出場できなかったが、来年からは元世界ランク2位の桃田賢斗(23=NTT東日本)が2年ぶりに日本代表へ復帰。今までダブルスと兼用の多かった混合ダブルスも強豪マレーシアから専任コーチを招き、専門選手の育成に着手する。

 日本選手たちの凱旋(がいせん)帰国を見守った日本協会の関根義雄副会長は「東京五輪への準備が整ってきた。東京では国民に感動を与えるプレーで、リオ以上の結果を確信している」と期待を込めた。昨年リオ五輪は女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組の金と女子シングルスの奥原希望の銅。日本協会は東京五輪で、男女シングルス、ダブルス、混合ダブルスの計5種目のメダル獲得を目指している。