報徳学園(兵庫)が御所実(奈良)との近畿対決を制し、シード校撃破を果たした。試合開始直後から攻め込んだ報徳学園だが、ゴール前で御所実の粘りの守りに阻まれる。

 しかし、前半10分に左展開からWTB後藤多輝(3年)が突き破って先制トライを奪うと、その後も主導権を握ったまま逃げ切った。西條裕朗監督(54)は「FWの接点で負けていなかった。(御所実は)伝統的にモールの強みがあるが、思った以上に止めた」と選手の頑張りをたたえた。