男子シングルス決勝で、水谷隼(28=木下グループ)が3大会ぶり4度目の優勝を飾った。

 決勝の相手は、1月の全日本選手権決勝と同じ張本智和(14=エリートアカデミー)。全日本選手権では敗れ、最多10度目の優勝を逃し、張本に最年少優勝を許した。

 この日も1-2とリードを許したが、そこから4-2と逆転。最終ゲームでは転がり込みながら、レシーブを打ち、得点を決めるなど、執念をみせた。それでも、全日本選手権後は「(張本には)何回やっても勝てない」と話していた水谷は「張本はこんなものじゃない。もっと力をつけたい」と、勝ってかぶとの緒を締めていた。