平昌冬季五輪(ピョンチャン・オリンピック)で銅メダルを獲得した高梨沙羅(21=クラレ)が4位に終わり、男女を通じてW杯史上最多の54勝目は持ち越しとなった。

 1回目のジャンプで93・5メートルの114・8点で4位。2回目は89・5メートルで、2回合計で225・0点となり4位だった。優勝のマーレン・ルンビ(ノルウェー)は今季8勝目(通算12勝)で、3戦を残して自身初の総合優勝を決めた。

 高梨は「(ルンビについて)最後の最後まで強いなと思いました。どんな時でも結果を出すために、技術とかメンタルとか鍛えないといけないと思いました」と話した。

 前日は強風のため2回目途中で打ち切りとなり、1回目に飛んだ87メートルの101・9点で7位だった。ルーマニア・ルシュノブは今回の遠征の前までは6戦4勝と相性は良かったが、2連覇中だった個人総合優勝の可能性も消滅していた。

 岩渕香里(24=北野建設)は16位、伊藤有希(23=土屋ホーム)は19位、勢藤優花(20=北海道ハイテクAC)は25位だった。