リオデジャネイロ五輪金メダリストの萩野公介(23=ブリヂストン)が瀬戸大也(23=ANA)との一騎打ちを制し、2年ぶり6度目の優勝を飾った。

 最初のバタフライからスッと前に出ると、いつもなら瀬戸に差を縮められがちな平泳ぎでもリード。自由形では終盤にスピードが落ちたが、2位の瀬戸に3秒以上の大差をつけてゴールした。

 4分10秒69と記録は平凡ながら、200メートル個人メドレーとの2冠達成だ。今大会は冬場の体調不良で一時は出場も迷うほどだったというが終わってみればさすがの成績。それでも「この記録では戦えない。この後、一つずつステップアップして、パンパシ、アジア大会、東京五輪へケガなくやっていきたい」と気を引き締めた。