女子で1次リーグB組の日本が、世界ランキング7位のオーストリアとの全勝対決を制し、4連勝を果たした。主将の石川佳純(全農)は「今日はヤマ場だと思っていたのでチーム一丸でできた」と満足そうに振り返った。

 47年ぶりの金メダルを目指す日本は、「1番は好き」と話す伊藤美誠(スターツ)が、4試合連続でトップバッター。第1ゲームから競る形となったが、3-0のストレートで勝ちで流れをつくった。続く、石川が危なげなく勝ち上がると、第3試合の平野美宇(日本生命)も第2ゲームこそリードを許したものの、徐々にリズムを取り戻し、そのゲームを11-7で取るとそのまま押し切った。

 3人ともにここまで全戦でストレート勝ちと、圧倒的な存在感。平野は「2ゲーム目で(セットを落とすのは)私かなと思ったが3-0で勝てて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 この勝利で1次リーグB組1位が確定した。次戦の米国戦後、2日から決勝トーナメントがスタートする。石川は「しっかり気を引き締めて頑張る」と気持ちを高ぶらせていた。