バドミントン女子ダブルス世界ランキング3位で、5月から所属先を再春館製薬所から岐阜トリッキーパンダースへ移した福島由紀(24)広田彩花(23)組が5日、富山・高岡市内で行われた日韓代表の団体戦に出場した。

 これが移籍後初の実戦。移籍について周囲が騒がしい中、「試合に集中しよう」と2人で確認して試合に臨んだが、本来の力を出せずミスを連発し、申昇◆、金昭映組に0-2で完敗した。4月末にアジア選手権で優勝し、同30日に試合地の中国から帰国したばかり。練習が積めなかったのが不調の要因だが、福島は「準備が足りなかったと感じているので、次の合宿までに調整したい」と悔しがった。

 福島、広田組は3月末に再春館製薬所に退職届を提出。2人の家族から選手を慰留する声があったため、同社はしばらく退職届を保留し、4月末に正式に退社を発表した。この日は移籍に関する質問は日本協会の意向でNG。(移籍したことで)ふっきれたか、との問いにも、2人は無言を通した。移籍の理由はいまだ不明で、2人の説明が待たれる。

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