平昌(ピョンチャン)オリンピック代表選手も所属する、女子アイスホッケーチームの御影グレッズ(北海道清水町)で、男性コーチによる高校生へのパワーハラスメント行為があったとして、このコーチや監督ら指導陣5人が辞任し、選手22人のうち13人も退部を申し出たことが19日、チーム関係者への取材で分かった。

 3月に帯広市内で開催された女子日本リーグの試合中、コーチは指示通りに動けなかった高校生3人に「ユニホームを脱いで出て行け」と言い、選手らは精神的苦痛を感じたという。コーチは「指導のつもりだったが、言葉の暴力となってしまった」と話した。チームは87年設立。平昌五輪では10日に現役引退表明した小野粧子さん(36)と近藤真衣(26)が日本代表に選ばれた。