世界ランク6位の日本は同16位のタイに3-2(19-25、20-25、25-17、25-19、22-20)で逆転勝ちして通算成績を6勝6敗とした。タイは2勝10敗。

 日本はタイのサーブと粘り強いレシーブに苦しんで1、2セットを失った。後がなくなった第3セットを黒後愛(19=東レ)、内瀬戸真実(26=日本協会)の効果的なサーブなどで奪い返すと、第4セットも岩坂名奈(27=久光製薬)のブロック、田代佳奈美(27=日本協会)のサービスエースなどで逆転し、最後は黒後がスパイクを決めて連取した。

 最終第5セットは岩坂、田代のブロック、石井優希(27=久光製薬)のスパイクが要所で決まり、ジュースの連続の末、ホーム4600観衆の後押しを受けたタイを振り切った。黒後が両チーム最多の29得点(スパイク24点、サーブ5点)をマークした。

 ◆岩坂名奈主将の話 今日は大聴衆の中で非常に厳しい試合になったが、最後まで諦めずに戦えたことは大きな自信になる。この自信を次週のポーランドラウンドに持ち込みたい。

 ◆女子ネーションズリーグ 国際バレーボール連盟がワールドグランプリに代わる大会として今年新設。16カ国が世界各地で週に3試合ずつ5週にわたって総当たりの1次リーグを戦い、6月27日からの決勝ラウンドには開催国の中国と上位5カ国が出場し、優勝を争う。