女子ダブルス決勝で穂積絵莉、二宮真琴組(橋本総業)は第6シードのバルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)に3-6、3-6で屈し、4大大会で初のタイトルに届かなかった。日本人同士のペアで同種目初の準優勝となり、2人合計の賞金28万ユーロ(約3612万円)を獲得した。

 日本勢の全仏準優勝は2007年大会の杉山愛、カタリナ・スレボトニク(スロベニア)組以来。クレイチコバ、シニアコバ組は四大大会初制覇を果たし、優勝賞金56万ユーロ(約7224万円)を手にした。

 男子シングルス決勝は第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第7シードのドミニク・ティエム(オーストリア)を6-4、6-3、6-2で退け、2年連続11度目の王者に輝いた。4大大会で通算17個目のタイトルとなり、優勝賞金220万ユーロ(約2億8380万円)を獲得した。

 同一の4大大会で11度優勝はオープン化以前からの1960~70年代に全豪オープン女子シングルスで記録したマーガレット・コート(オーストラリア)と並ぶ最多。