世界選手権(11月、サンクトペテルブルク)の代表選手男女各5人が発表された。

 男子の平均年齢は27・6歳と高く、年齢的に中堅の伊藤正樹(29=東栄住宅)は「サッカーのおっさんジャパンのように頑張りたい」とワールドカップで16強入りしたサッカー日本代表を引き合いに出し、意気込みを語った。

 すでに代表が決まっていた上山容弘(33=ベンチャーバンク)は12度目の出場。「誰にも負けない経験値があるので、ベテランらしい演技をして、個人の決勝にいきたい」と力強く語った。

 優勝した外村哲也(33=アムス・インターナショナル)は上山とは同級生。幼少期からしのぎを削ってきた。ともに代表に選ばれ「ベテランと言われているが、2人で伸びていける感じがある」と語った。

 中田大輔強化本部長もベテラン勢が名を連ねた代表構成について「歴代でこんなに年齢の高い代表は初めてかもしれない。円熟味が増していて、本当に強い選手がそろった」と期待を寄せた。

 女子では昨年の世界選手権シンクロナイズド銀の森ひかる(18=金沢学院大ク)、高木裕美(18=金沢学院大ク)らが選出された。