フィギュアスケート女子の本田真凜(16)は、新しい所属先を日本航空(JAL)とすることが9日、分かった。関係者によると同社初のフィギュアスケーターとなり、新たに部を立ち上げる方針だという。新シーズンの本田は、東京都連盟の在籍選手となる運び。

 昨季まで大阪・関大高に通っていた本田は、今年4月から米国に拠点を移した。世界選手権男子優勝のチェン(米国)らを指導するラファエル・アルトゥニアン・コーチ(61)に師事。青森山田高へと転校し、22年北京オリンピック(五輪)を目指し新生活をスタートさせていた。

 シニア1年目だった昨季は目標だった平昌(ピョンチャン)五輪出場を逃し、3月に「環境を変えて新しいスタートができたらいい。できることを1つ1つ増やしていきたい」と巻き返しを誓っていた。

 日本航空とは16年秋にスポンサー契約を締結。羽田空港で会見した際には「小さいころからすごく憧れていた。夢のようでうれしい」とキャビンアテンダント(CA)姿で笑顔を見せていた。心強いサポートを受け、まずはグランプリ(GP)シリーズ初戦となるスケートアメリカ(10月)にピークを合わせていく。

 ◆本田真凜(ほんだ・まりん)2001年(平13)8月21日、京都府生まれ。2歳でフィギュアスケートを始める。12年全日本ノービス選手権で当時の歴代最高得点で優勝。全日本選手権はジュニアながら初出場の15年9位、16年4位。16年世界ジュニア選手権は初出場初優勝。今春から、大阪・関大高から青森山田高に転校した。憧れは荒川静香。家族は両親と姉、兄、妹2人。妹望結は女優と両立。身長161センチ。