日本スケートボード協会(AJSA)プロツアー第3戦で、池田大亮(18=クリスタルガイザー)が今季2勝目を挙げた。「勝ちにこだわった」という池田は堅実な滑りで高得点をマーク。貫禄の優勝で賞金15万円を手にした。

2位は根附海龍(15)、3位は青木勇貴斗(14)と地元静岡コンビが入った。4位は佐川涼(19)、5位は山下京之助(14)だった。ツアー最終戦は30日にムラサキパーク東京で行われる。

東京五輪(オリンピック)を目指して積極的に海外の大会に出場している池田だが「ちょうどスケジュールが空いたので」と国内大会に参戦。圧倒的な力の差を見せつけて賞金15万円を手にして「大きいです」と笑顔をみせた。

昨年の第1回日本選手権に優勝したが、アジア大会の選考会として開催された今年は海外の大会を優先して欠場。代表になった池慧野巨(17)がアジア大会金メダルでメディアから注目されているのを見て「うらやましい」と話した。世界に比べてレベルの低いアジア。大会の映像をみて「大会に出ていればパークもストリートも優勝できたと思う」と強気で言った。

総合大会の注目度の高さに驚いたからこそ、改めて「東京五輪は出たい」。ライバルの堀米雄斗(19)が世界最高峰のストリートリーグで優勝するなど活躍するだけに「少し焦っています。まずは海外で結果を残さないと」と話していた。