女子のエース、石川佳純(25)擁する木下アビエル神奈川が、TOP名古屋を3-2で下し、開幕2連勝を飾った。

女子初のビクトリーマッチ(延長)までもつれ込んだ勝負は、この日3試合目の出場となった袁雪嬌(中国)が、鄭怡静(台湾)を11-2で破り、勝利を手にした。これで、チームの勝ち点を7にした。

ダブルスを落とし、劣勢で迎えたシングルス初戦。石川は、世界ランキング17位のエリザベータ・サマラ(ポーランド)と対戦した。第1ゲームを落としたが、第2ゲームから一変。「サーブレシーブを工夫した」と話したように、相手を翻弄(ほんろう)し、11-4で奪うと、そのまま一気に相手を飲み込み3-1で逆転で勝利した。「調子が良いわけではないけど、昨日もそうだけど気合で勝った。たくさんの日本の方に試合をみてもらってうれしい」と喜んだ。

Tリーグでは、卓球では珍しく背番号を背負う。「7」を選んだ理由に「ラッキーセブンなのと、試合を見に来てくれた人に覚えやすいように」と、プロとしての自覚を持ってリーグに臨んでいる。