女子団体総合決勝で、日本は合計160・262点の6位に終わり、3位までに与えられる20年東京オリンピック(五輪)団体の出場権獲得はならなかった。パワハラ問題や、主力杉原愛子(19=朝日生命)が欠場するなどのトラブル続きの中で奮闘したが、力及ばなかった。米国が171・629点で4連覇。ロシアが162・863点で2位、中国が162・396点で3位だった。

メダルには届かなかったが、初出場の畠田瞳(18=セントラル目黒)の活躍が光った。予選、決勝ともに4種目をこなし、大きなミスはなし。大舞台で勝負強さを発揮した。決勝の最終種目段違い平行棒では最終演技者。ほぼ完璧な演技を披露し、13・866点と高得点をマークした。笑顔で着地を決めると「力が抜けた。やっと終わった。ほっとした」と思わず涙を流した。

畠田は「Dスコア(演技価値点)がまだまだ足りない。1、2つミスしても上位にいけるような余裕のある演技ができればいい」と成長を誓った。父は日体大監督の好章さん、母友紀子さんはコーチを務める。体操サラブレッドに期待が高まる。