桜丘(愛知)がアクシデントを乗り越え、広島皆実(広島)に84-75で勝利した。

第1Q、会場は異様なムード。桜丘の留学生2人がベンチを温めてコートに立たないため、何かあったのかと臆測が飛び交った。試合後、江崎悟コーチが明かした理由は何とユニホームの送り忘れ。親の勘違いでチームマネジャーに渡したものが、この日の朝、愛知に置き去りと分かり、チーム関係者が高速道路を飛ばして第2Qに駆けつけた。

とくにリトアニア人のラポラス(2年)はナーバスになり、普段のプレーがままならず。セネガル人のセン・マムリバス(1年)は後半に力を見せる場面もあったが、江崎コーチは「ゲームのスタートは不安でしょうがなかった」と苦笑いだ。

それでも、勝って気持ちを切り替えた同コーチは「明日1日空くので、リフレッシュして、何とか開志国際とやりたい」と、高校総体優勝の強豪との3回戦での対戦を思い描いていた。