八雲学園(東京)が、大会屈指のポイントゲッター奥山理々嘉(3年)の活躍でベスト8進出を決めた。

精華女(福岡)との3回戦で43得点16リバウンドをマーク。初戦の徳山商工戦(41得点16リバウンド)に続いて「ダブル・ダブル」を決めた。

序盤から厳しいマークを受けて思い切ったプレーができず、第4クオーター終了間際には自らのミスでボールを奪われて同点に追いつかれ、延長戦に。チームメートにそれぞれが何をすべきか確認を促すとともに「自分でミスをしてしまったので、火がついた。キャプテンとして、チームが困ったときに結果を出すのが役割」とアクセルを踏み込んだ。延長開始から3連続でゴールを決めて試合の主導権を再びつかみ、接戦を制した。

26日の準々決勝では大阪薫英女学院(大阪)と対戦する。奥山は、2年連続のベスト4入りへ「もっと思い切り、リングへ向かいたい」と闘志を新たにした。