昨年4強の八雲学園(東京)が、大阪薫英女学院(大阪)に88-70で敗れて4強入りを逃した。

第1クオーター(Q)から、8月のジャカルタ・アジア大会の3人制バスケ「3×3」で銅メダルを獲得した奥山理々嘉(3年)を中心に攻撃機会をうかがうも、大阪薫英女学院の積極的な展開にのまれ20-31とリードを許す。第2Q、奥山がブロックショットで相手の攻撃を阻むなど好守を見せる場面も。しかし相手のシュートタッチも好調キープし、点差を詰められず36-49。第3Q、一時は4点差まで詰め寄るも57-63とし、第4Qも反撃及ばず、勝利には届かなかった。

奥山は「チームを導くのがエースなのに、日本一になって恩返しができなくて申し訳ない」と涙。卒業後は「実業団でバスケを続ける」とも明かし、20年東京五輪に向けても前進する。「3人制でも5人制でも、選んでいただいたところで頑張りたい。代表のユニホームを着て活躍したい」と新しいステージに歩みを進める。