女子で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銅メダルの高梨沙羅(22=クラレ)は、101点で2位だった。悪天候のため1回目で競技打ち切りとなり順位が決まった。

最後に登場した高梨は85メートルをマークした。優勝した岩佐明香(日大4年)の86・5メートルに及ばなかったが「技術的に自分のベストは尽くせた。納得のいく内容」と振り返った。雪も降り、風もめまぐるしく変わる状況だったが「たくさんの方の力を借りて飛ばせていただいた1本」と感謝した。

今年のテーマは漢字1文字で表すと「向」。弱点と真っ正面から向き合うことで「自分を変えたい」と話した。今季は「安定感よりも挑戦」と位置づけ、技術的な部分を模索している。アプローチ(助走路)については前日4日の公式練習から感覚が良く「考えていることと体がかみ合い始めている」。19年の初戦を白星で飾れなかったが手応えを感じていた。