「霊長類最強女子」がビックリ!? レスリング女子で3回のオリンピック(五輪)と世界選手権を合わせて16大会連続世界一に輝き、10日に引退会見を行った吉田沙保里さん(36)が24日、原宿のアシックス直営店で行われた「ASICS REBORN WEAR PROJECT」記者発表会に登壇した。

思い出のスポーツウエアを回収し、20年東京五輪・パラリンピック日本選手団の公式ウエアとして再生させる企画で、吉田も思い出の一着を持参。「リオ(五輪)の時にずっと着ていました。この服と一緒に五輪を目指していました」という黒いウエアを回収ボックスに入れた。回収期間は今月24日から5月31日までで、約3万着を目標とする。全国のアシックス直営店およびスポーツ用品店にボックスが設置される。

「REBORN=生まれ変わる」ということで、吉田さん自身の引退会見後の変化について聞かれると、「あんなに効くとは」と驚いたエピソードを披露した。アスリートはドーピングの関係で市販の薬の使用に制限があるが、「会見の直後に風邪をひいて、市販薬を飲んだらびっくりでした」と目を丸くさせた。成分が弱いものしか服用できない生活を続けてきたため、20年以上ぶりの市販薬だったという。「ドーピングを考えずに、何でも飲めるのはいいですねぇ」としみじみ語った。