世界17位の日本は第1日、同30位の中国に対し、通算1勝1敗となった。第1試合で、世界66位の西岡良仁(23=ミキハウス)が敗れる波乱があったが、続く第2試合で同69位のダニエル太郎(26=エイブル)が勝ち、最終日のあす2日に、11月のデビス杯本戦出場をかける。

ダニエルが、日本の嫌な流れを断ち切った。エースの西岡が中国のNO・2に敗れるまさかの展開から、バトンを受け取った。「この対戦は精神的に難しい。(西岡も自分も)2人ともプレッシャーを感じていた」。加えて、立ち上がりの第3ゲームで、早々と自分のサービスゲームを落とす嫌な展開で、第1セット3-5まで追い込まれた。

しかし、「(苦手な)高いボールを混ぜた」ことで流れが変わり、追いつきタイブレークで第1セットを先取。第2セットはお互いにブレーク合戦が続いたが、最後はダニエルが譲らず。ストレートで相手に打ち勝った。「少しほっとした」。

岩渕聡男子代表監督は、「0勝2敗だと想定外だが、1勝1敗は想定内」。2日の第1試合のダブルスがカギを握るが「日本は、デビス杯で数をこなし、ツアーで優勝している組」と自信を見せた。

2日には、ダブルス2試合、シングルス2試合が行われる。

◆WOWOW放送 デビス杯本戦進出決定戦日本-中国。2月1~2日。連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。