中地区首位の新潟アルビレックスBBのチャンピオンシップ(CS)進出はおあずけとなった。同2位の川崎ブレイブサンダースに62-67で敗れた。川崎とのゲーム差は3から2に縮まった。前半を35-35の同点で折り返したが、第3Qで5点リードされた。第4Qは一時、1点差まで詰め寄ったものの、逆転はできなかった。新潟は次節30、31日、三遠ネオフェニックスとアウェー浜松アリーナで対戦する。

新潟は力を出し尽くした。その結果の悔しい敗戦だった。35-35で前半を終了。だが第3クオーター(Q)に主導権を渡してしまった。リング下を攻める川崎の前にファウルを重ね、開始から5分間で7本のフリースローを与えるなど、たくみに得点された。

その中で本領を発揮したのがガードナーだった。この試合39得点。インサイドだけでなく3点シュートも3本決めた。前節大阪エヴェッサ戦の出場時間は1戦目が38分2秒、2戦目はフルタイムの40分。疲労が残っていないわけではない。それでも「CS進出は意識していない。それよりも中地区優勝を狙うチャンス。勝つことに集中するだけ」。気持ちは前向きだった。

庄司和広監督(44)は言った。「この試合は落とせない。我々にとっては真価が問われる試合」。昨年11月4日のアウェー横浜ビー・コルセアーズ戦で首位に立った。以後、その座を1度も譲っていない。川崎に勝つことでその地力は高まっていることを証明できる一戦だった。

「我慢比べになる」。PG五十嵐圭(38)は展開をそう予想した。強敵相手に2ケタのリードを許してしまうと、追い上げるだけで労力を要する。リードされていてもわずかな差なら、逆転する力はある。「今までと同じように、自分たちのバスケをやる」。競り合って後半勝負に持ち込むことを五十嵐は狙っていた。第4Q開始時に50-55。開始2分7秒で58-59と1点差に迫ったが、リードは奪えなかった。

ホームでCS進出は決められなかった。ただ、中地区首位は変わらない。川崎とのゲーム差は2、直接対決はアウェーの2試合が残っている。次節三遠戦で、まずCS進出を決め、地区優勝へ突き進む。【斎藤慎一郎】

◆CS進出 各地区上位2チームと、その6チームを除いた全体12チームから勝率1、2位が獲得する「ワイルドカード」の2チームを合わせ、8チームが進出する。この日、新潟が敗れた場合でもワイルドカードの2位を争う名古屋ダイヤモンドドルフィンズとシーホース三河がそろって敗れれば新潟のCS進出が決まった。だが名古屋Dと三河がともに勝ったため、この日の進出決定とはならなかった。