中学1年の玉井陸斗(12=JSS宝塚)が、474・25点でシニアデビューVを飾った。回転スピードの速さと正確な入水を武器にして、高難度の技を連発。最後の6本目は91・80点という高得点を出した。

日本水連が定めた派遣選考基準A(主要国際大会8位相当)の463点を上回った。世界選手権代表の基準はクリアしたが、国際水連のルールにより、今年中に14歳にならない選手は世界選手権で出場できない。年齢制限によって、玉井の世界デビューはお預けとなったが、底知れない可能性を示した。中学1年になったばかりの12歳は「優勝をすごく狙っていました」と、うれし涙を見せていた。

なお20年9月11日に14歳となる玉井は、来年の東京オリンピック(五輪)に出場することは可能だ。