16年リオ・オリンピック(五輪)競泳男子200メートルバタフライ銀メダル坂井聖人(24=セイコー)が、8月にブダペスト武者修行を検討していることが4日、分かった。

2年連続代表落ちした銀メダリストが復活をかけて、今季世界ランク1位クリストフ・ミラーク(19=ハンガリー)の拠点で合同練習を行うプランだ。

きっかけは5月にブダペストで行われたCSシリーズ第2戦。2位の坂井は優勝したミラークと接点ができた。2日までのジャパン・オープンに出場したミラーク陣営から「8月に一緒に練習しないか」と誘われたという。奥野コーチは「環境を変えることでトレーニングの新鮮度を保つこともできる。1人で行くのも経験になる」と説明した。

ミラークは7月の世界選手権で金メダル本命。右肩痛で苦境が続く坂井にとって、新しい発見も期待できる。