日本の先陣を切って登場した常山幹太(23)が16年リオデジャネイロ五輪男子シングルス金メダルで世界ランキング4位のチェン・ロン(中国)を21-14、21-17のストレートで下し、2回戦に進出した。

静寂に包まれたコートに常山は相手選手とゆっくり登場した。バドミントンワールドツアーの中で唯一の日本開催である今大会。緊張する開幕試合の中、序盤から落ち着いたプレーで、相手のミスを誘い、点差を広げ21-14で勝利した。

第2ゲームは序盤に5点差をつけられるも、中盤に追い付き、その後は持ち味の強打で相手を翻弄(ほんろう)、12-12から7連続得点で一気に突き放し、試合を決めた。五輪王者を下す金星に、会場は沸いた。