瀬戸大也(25=ANA)が、わずか100分の3秒差で世界記録を逃した。

男子400メートル個人メドレー決勝で3分55秒53で優勝。ロクテの世界記録3分55秒50に届かなかった。

瀬戸は「100分の3秒で逃すのはめちゃくちゃくやしい。100分の何秒差とかはなかなかない。初めてですね。(タイムをみて)疲れが一気に出てきた。ここまで来たら出したかった」。

3番目の平泳ぎで、想定よりもわずかに時間がかかって「平泳ぎはやっぱりちょっときつかった」。それでも「東京五輪で100分の何秒差とかで金メダルを逃す、とかないように頑張りたい。『まだまだ頑張れ』『ここで油断するな』ということだと思う」と前向きに捉えていた。

予選は、4分1秒42で全体の1位通過。「すごく調子がよさそうに感じる。泳いでいても楽だなと感じた。決勝では6秒上げて、世界記録を出したい」と手応えを口にしていた。2日前の24日に米高地合宿から帰国したばかり。時差調整もうまくいって、高地で強化した持久力を武器にして一気に世界記録を狙ったが、わずかに届かなかった。